2011年06月23日

[ 「復興へ1・2・3!ハツラツ・ラジ石ワイド」7月4日スタート。

 復興へ1・2・3! ハツラツ・ラジ石ワイド
   
  7月4日スタート(月〜金)
  
  放送時間:13時〜18時

ラジオ石巻では、「復興」をキーワードに、パーソナリティーの個性を生かし、

市民が参加する情報番組「復興へ1・2・3!ラジ石ワイド」をスタートさせます。番組では、パー

ソナリティーが市民とつなぐ「あなたの出番です」。又、気象情報、ニュース、生活関連情報などを

演歌、歌謡曲、オールデーズなどの音楽とともに放送します。パーソナリティー・音楽ジャンルは

日替わりです。

月曜日:後藤優子   音楽全般

火曜日:佐々木恵真  歌謡曲全般

水曜日:三国裕子   オールデーズなど洋楽

木曜日:浅野直美   叙情歌・唱歌・童謡など日本のメロディー

金曜日:鈴木元気   演歌
                                 以上


posted by ラジオ石巻 at 15:58| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月22日

東松島市慰霊祭

平成23年6月18日、
東松島市矢本 航空自衛隊松島基地において、
平成23年東日本大震災東松島市慰霊祭が行われました。
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東松島市では、これまでに1038人が死亡し、147人が行方不明となっています。
また、現在でも1500人以上の方が避難所生活をしています。

慰霊祭には、およそ4000人が参列し、黙祷をささげ、
犠牲者の冥福を祈りました。

東松島市阿部秀保市長は式辞で
「今回の震災が東松島市に与えた影響は計り知れず、
 復興への道のりは長く、決して平坦なものではありません。
 しかし、すべての市民のみなさんが、
 一日も早く元の生活に戻り、
 地域が再び活力がみなぎるように、
 しっかりと手を携え
 『がんばろう 東松島』のスローガンのもと、
 必ず復興するんだという強い意志と、
 固い絆を持って、懸命にそして
 着実に前へ進んでまいります。」と誓いました。

また、遺族代表として、
野蒜地区 亀岡東区長の和泉勝夫さんが言葉をのべました。

和泉さんは、地震後すぐ、避難所にて避難者の受け入れを行っていたそうです。

和泉さんの言葉です。

「私はあの震災にあい、『助かった』という感覚は未だにありません。
 何でこうなってしまったのだろうか、という悔しさ、悲しさの想いが強いのです。
 確かに、あの状況で生きていたこと自体、奇跡でした。
 しかし、母を自宅で、また、母を思う妻は自宅に駆けつける途中で
 大津波にあい、帰らぬ人となりました。
 未曾有の災害であり、後悔しても始まりませんが、
 一緒にいてやれなかったことが残念であります。

 地域の親しい友人や、一緒に活動した仲間など、
 多くの命が一瞬のうちに犠牲になり、
 いたたまれない気持ちでこれまですごしてまいりました。

 震災による体の傷は癒えても、心には大きな穴があいたままです。
 それは私達遺族全員の思いでもあります。
 
 しかし、残された者、生かされたものの使命として、
 亡くなった人たちの分まで
 精一杯生きていかなくてはいけないと思います」
 

このあと、参列者全員が献花を行い、
祭壇に白い菊を手向け、
犠牲者を偲びました。

参列したのは、犠牲となった方に縁のある市民の皆さん、
自衛隊、消防、警察などの関係機関の皆さん、
そして、多くの自衛隊員の皆さんでした。



会場となった航空自衛隊松島基地も甚大な被害がありました。
慰霊祭当日、正門を通ると、
詰め所には、2メートルくらいの高さに、
水平に黒いビニールテープが貼られていて、
「東日本大震災大津波冠水記録」とありました。
基地内は流れてきた車こそ撤去されていたものの、
ガラスは割れたまま、被害のあった建物も
壊れたままのところが多く見受けられました。

会場の格納庫も、
外壁には、高さ2メートル弱のところに、
津波が来た跡がのこっており、
さらに外壁は高さ30センチほどのところで
建物ぐるりと内側にひしゃげており、
津波の恐ろしさを静かに物語っていました。


犠牲になられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

ラジオ石巻 後藤恭子


posted by ラジオ石巻 at 10:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月18日

石巻市慰霊祭

震災から100日目の今日6月18日、
東日本大震災犠牲者の霊を慰める石巻市慰霊祭が
石巻市南境の総合運動公園特設テント会場で執り行われました。
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6月17日現在、石巻市の死者は3,101人となっており
行方不明者は4月現在のまとめでおよそ2,800人となっています。
今日午前10時30分から行われた慰霊祭には、
この度の震災で犠牲となった方々の遺族等が多数参列し
テント内と屋外のあわせておよそ4,000席は満席となりました。

亀山紘石巻市長は式辞で
「私達は亡くなられた方々の無念の魂にお応えできるよう、
復興にあたっては災害に強いまちづくり、産業・経済の再生、
絆と協働による共鳴社会の構築を基本理念に、
新しい石巻市を創造していくことを誓います。」
と述べました。

また、慰霊祭には、
菅直人内閣総理大臣の代理として松本龍防災担当大臣はじめ、
横路孝弘衆議院議長、西岡武夫参議院議長らが
参列し追悼の言葉を述べました。

このあと遺族代表の言葉を石巻市の石川佳洋さんが述べ、
市内各地区代表7人による献花が行われました。

石川さんの言葉です。

「あの悪夢の様な津波によって
両親と息子を一瞬のうちに失ってしまった。
三ヶ月が経過したが未だに信じることが出来ずにいる。
また、助けることが出来なかった事を責め続け、
心に負った傷は生涯癒される事はないと思う。

それでも私達は将来に希望を持ち、
明日に向かって家庭を支え
一日、一日少しだけ笑顔が増えることを信じて、
自分の人生を切り開いて行かなければならない。

大きな被害を受けた石巻市が元の歴史ある街として
復興していくように、お役に立つことが
亡くなられた人達へのなによりの
供養であると信じています。」


このあと参列者全員による献花が行われ
白いカーネーションを祭壇前の献花台に手向け、
涙を流しながら手を合わせていました。

参列された市民の一人は、
「生き残った我々は
亡くなった人達の分も頑張って生きて行かなければならない、
この悲しみはまだ癒えることはないが
想い出を大切に前を向いていきたい。」と話していました。




あらためて、東日本大震災で犠牲となられた方々のご冥福をお祈りいたします。


ラジオ石巻 高橋幸枝
posted by ラジオ石巻 at 14:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする